RDR2プレイヤーに贈るTDLの見どころ
年明けからレッド・デッド・リデンプションⅡ(以下RDR2)をプレイしています。西部開拓時代が終わりつつあるアメリカを舞台にしたオープンワールドアクションアドベンチャーで、開発はグランド・セフト・オート シリーズでおなじみのロックスター。ゲーム性を犠牲にしてまで作り込んだ西部劇世界には賛否両論がありますが、その完成度は誰もが認める所であり2010年代を代表する歴史に残るゲームになりそうです。
さて、そんな作り込まれた西部開拓時代のアメリカ、日本でも現実に体験できる場所があるんです。東京ディズニーランドのウエスタンランドとアドベンチャーランドというエリア、正にRDR2で描かれた18世紀後半~19世紀初頭のアメリカをモチーフにしているので、ゲームをプレイした人なら見覚えのあるものがたくさんあるハズ!
アーサー・モーガンになり切ってアメリカ西部を駆け抜けた貴方、是非東京ディズニーランドでその続きを体験してほしい。そんな気持ちで今回は"RDR2プレイヤーに贈るTDLの見どころ"について書いていきたいと思います。
さて、そんな作り込まれた西部開拓時代のアメリカ、日本でも現実に体験できる場所があるんです。東京ディズニーランドのウエスタンランドとアドベンチャーランドというエリア、正にRDR2で描かれた18世紀後半~19世紀初頭のアメリカをモチーフにしているので、ゲームをプレイした人なら見覚えのあるものがたくさんあるハズ!
アーサー・モーガンになり切ってアメリカ西部を駆け抜けた貴方、是非東京ディズニーランドでその続きを体験してほしい。そんな気持ちで今回は"RDR2プレイヤーに贈るTDLの見どころ"について書いていきたいと思います。
ワールドバザール
ディズニーランドで一番最初に訪れるワールドバザール。ここはまだ西部アメリカと言うわけではありませんが時代は同じく19世紀初頭、BGMに耳を傾けると聞こえてくるのは楽し気なラグタイム。ラグタイムは1890年代後半から流行した音楽ジャンルで、RDR2では各地の酒場で聞くことが出来ますね。運が良ければバイシクルピアノで実際に演奏するパフォーマーに出会えることもあります。
ウエスタンランド
日本以外のディズニーランドではフロンティア(開拓前線)ランドと呼ばれている、正に開拓時代の西部アメリカをテーマにしたエリア。時代的にはRDR2よりも前になりますが、バレンタインやストロベリーの街並みをそのまま持ってきたような景観です。入れない建物にも良く見ると設定があり、町役場や酒場、ホテル、新聞社、毛皮や罠を扱う罠師のような商店まであったりします。また、建物のそこかしこには馬車の車輪や蹄鉄がぶら下げられていて、こういった装飾へのこだわりを見て回るのもお楽しみポイント。そういえば銀行は無い気がします……銀行強盗は出来ませんね。
スモークターキーレッグ
のっけから食べ物の話ですみません。でも昔から不思議だったんですよね、感謝祭やクリスマスで欧米人が食べる七面鳥、牛とか豚とか鶏とかの方がよっぽど手に入りやすそうじゃないですか。でもRDR2でそこら中にトウブシチメンチョウがいるのを見て、そりゃ食べるわな、と1人で納得していました。ウエスタンランドではジューシーな七面鳥をお手軽に食べることが出来ます。人が多い時期は結構な行列になっていることもありますが、なかなか食べ応えがあり、自分もたまーに食べます。750円。今日から800円。
サムクレメンズ砦
RDR2の時代とはちょっと離れてしまうのですが、入植者が動物や外敵と戦うために作った砦がウエスタンランドの離れ小島"トムソーヤ島"の中にあります。ゲーム内で賞金首になっていたルモワンレイダースの親玉は砦に籠っていましたけど、入植時代の名残だったんでしょうか。サムクレメンズ砦の周りは動物が沢山いるようで、ヘラジカの角もそこかしこに飾られています……RDR2プレイヤーなら分かりますよね、この羨ましさ。ここは先住民との関係はそこまで悪くないようで、近くにはインディアンのキャンプもあったりします。
ビッグサンダー・マウンテン
ウエスタンランドの目玉アトラクションであるローラーコースターで、ゴールドラッシュが過ぎて無人となった廃坑を走り続ける暴走列車に乗り込むというストーリー。実際のゴールドラッシュは1850年前後なので、1899年が舞台のRDR2でも既に半世紀も前のこと。たまに川辺で砂金を探すおじいさんがいて、見つかったと喜んでいるところを横から強奪するかどうかという試練をプレイヤーに投げかけていました。アンズバーグには鉱山がありましたが、アレは炭鉱でしたね。
入口に設置されたスチームトラクターは1898年製の実物で、実際に食料の運搬などに使用されていたそうです。RDR2の世界には蒸気機関車がありましたが、物資の運搬にはまだまだ馬車が活用されていました。アーサーが生きた時代の最新機器が設置されていると思うと、なかなか趣があるとは思いませんか?
また、金を掘る過程で恐竜の骨が出土して大騒ぎ……にはならなかったようです。今でも線路のわきに転がってますし。そういえばRDR2にも恐竜の化石を集めているアマチュアの研究者がいましたね。アトラクションに乗っていると恐竜の骨があるところは一瞬で通り過ぎてしまいます。デッドアイが使えれば、スローモーション+ハイライトで見つけやすいかもしれません。
入口に設置されたスチームトラクターは1898年製の実物で、実際に食料の運搬などに使用されていたそうです。RDR2の世界には蒸気機関車がありましたが、物資の運搬にはまだまだ馬車が活用されていました。アーサーが生きた時代の最新機器が設置されていると思うと、なかなか趣があるとは思いませんか?
ちなみに以前は同エリア内にラッキーナゲット・カフェという砂金取りで得たお金を元手に開いたレストランがありました。売り物はチキンナゲットでしたが、金塊(ナゲット)とのダブルミーニング。砂金取りで使っていた道具が看板として使われていたりと、なかなか凝った設定で個人的にかなりツボでした。
カントリーベア・シアター
RDR2プレイヤーなら急な遭遇は出来れば避けたい熊たちも、ディズニーランドではバンドを組んで旅をしながら演奏会を開いています。シルクハットをかぶったリーダーがメンバーを紹介しながら進行するライブは、いつの日かサンドニで見たショーのよう。熊だけではなくエルクやバッファロー、ヘラジカ、アライグマ、スカンクまで登場しますが、間違っても皮を剥ぎたいと思ってはいけませんよ。アトラクションの近くには彼らの幌馬車があり、これもギャングの仲間たちとの旅を思い出しますね。
ハングリーベア・レストラン
ディズニーランドでもトップクラスに座席数の多いカレーレストランで、実はウエスタンランドの中でもRDR2プレイヤーに非常にオススメの場所。ポスターに描かれたカレーの入った鍋はキャンプでピアソンがシチューを作っていたものにそっくり。レストランなので他の人が食事をしている最中にじっくり見て回るのは難しいかもしれませんが、外装・内装が非常に細かく作り込まれています。
例えば床屋、中はもちろん食事用のスペースですが、内装までちゃんと床屋になっているんです。髪型・ヒゲをチェックする鏡はもちろん、その両サイドにはハサミや髭剃りクリームの泡だて器等を納めた棚が。散髪時に帽子を掛けておく帽子掛け、髪型指定用のイラスポトスターや、整髪剤の宣伝まであり、当時の雰囲気が味わえます。ポスターによれば髭剃りが6¢、散髪が10¢。サンドニの床屋では髪型によって25¢~1$50¢程度だったので格安?物価が違うのかもしれませんケド。
お隣の保安官事務所にもRDR2プレイヤーなら見覚えのあるものがいっぱいあります。犯罪者を捉えておく牢屋はもちろん、ホルスターに収まったピストルや厳重に管理されたライフル、弾丸類の箱、手錠やロープ等々。もちろん賞金首のポスターも。
会計カウンターがあるサルーン風の本館も見どころはたくさんありますが、奥の方に用意された汽車のボックス席をイメージした座席がオススメ。カレーライスを口に運びながら車窓に目をやれば、そこにはアメリカ開拓時代の日常風景が広がっています(画ですけど)。また、ここは壁同士が合わせ鏡になっていて、車両が前後に続いている風に錯覚させるように出来ています。列車強盗はダメ、絶対。あと、お皿のポイ捨ても禁止です。
例えば床屋、中はもちろん食事用のスペースですが、内装までちゃんと床屋になっているんです。髪型・ヒゲをチェックする鏡はもちろん、その両サイドにはハサミや髭剃りクリームの泡だて器等を納めた棚が。散髪時に帽子を掛けておく帽子掛け、髪型指定用のイラスポトスターや、整髪剤の宣伝まであり、当時の雰囲気が味わえます。ポスターによれば髭剃りが6¢、散髪が10¢。サンドニの床屋では髪型によって25¢~1$50¢程度だったので格安?物価が違うのかもしれませんケド。
お隣の保安官事務所にもRDR2プレイヤーなら見覚えのあるものがいっぱいあります。犯罪者を捉えておく牢屋はもちろん、ホルスターに収まったピストルや厳重に管理されたライフル、弾丸類の箱、手錠やロープ等々。もちろん賞金首のポスターも。
会計カウンターがあるサルーン風の本館も見どころはたくさんありますが、奥の方に用意された汽車のボックス席をイメージした座席がオススメ。カレーライスを口に運びながら車窓に目をやれば、そこにはアメリカ開拓時代の日常風景が広がっています(画ですけど)。また、ここは壁同士が合わせ鏡になっていて、車両が前後に続いている風に錯覚させるように出来ています。列車強盗はダメ、絶対。あと、お皿のポイ捨ても禁止です。
ウエスタンランド・シューティングギャラリー
保安官との銃撃戦や憎いアイツとの決闘は出来ませんが、ガンマンとして腕試しを出来る場所はあります。酒場に置かれた的をウィンチェスターライフル(ゲーム的にはランカスター・リピーター)で撃つ、いわゆる射的。10発命中するとアーサーがローズで付けていたような保安官バッジがもらえますが、デッドアイが使えないこともあってなかなか難しい。賭けを持ちかけてくる見知らぬ人は流石にいません。
蒸気船マークトウェイン号
ウエスタンランドの最後に紹介するのはアメリカ河に浮かぶ蒸気船マークトウェイン号。蒸気の力で推進力を生む水車のようなパドルを回す、浅瀬でも航行できる利点を活かして河川船として利用されていた外輪船と呼ばれる種類の船です。ゲームの中でも同型の船がギャンブル(詐欺)ミッションの舞台として登場し、その後には伝説のガンマン ジム・キャロウェイと伝記作家のセオドアが宿泊していました。また、前作RDR1ではオープニングシーンで登場し、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?後述するウエスタンリバー鉄道同様、実際に蒸気機関で動いているというのだから驚きです。
アドベンチャーランド
さて、場所を移しましてアドベンチャーランド。ここは中南米のジャングルとカリブ海、そしてポリネシアの冒険をテーマにしたエリア。RDR2で言うところのサンドニやグアーマのイメージがバッチリはまると思います。
ウエスタンリバー鉄道
蒸気機関車に乗ってアドベンチャーランドからウエスタンランドをぐるっと巡るアトラクションで、ディズニーランドの中でも一番RDR2感を感じることが出来る乗り物じゃないでしょうか。途中下車は出来ないのでファストトラベルには使えませんけどね。先にも書きましたが実際に蒸気機関で動いていて、駅舎では給水している様子を見ることが出来ます。二階建ての駅舎には輸送する貨物が積み上げられている他、チケット売り場などもきちんと作り込んであります。人がいないので(というワケではありませんが)馬車強盗の情報を買うことは出来ません。
列車に揺られているとインディアンのキャンプの近くを通ります。ゲームに登場したワピチ居留地よりもかなり前の時代の雰囲気ですが、"雨の到来"が子供時代はあのような暮らしぶりだったのかもしれません。そういえばインディアン繋がりで映画「ポカホンタス」を見ておくと良いと思います。ディズニー的にも、ゲーム的にも。
魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ “アロハ・エ・コモ・マイ!”
ディズニーランドで一番名前の長いアトラクションです、と冗談はさておき、グアーマで見かけたような極彩色の鳥たちが歌うショーが見れます。以上。正直なところRDR2との繋がりはそれほどありません。あまり人気が無いようでそれ程待たずに楽しめるアトラクション、オススメ。
ロイヤルストリート
アドベンチャーランドの中でもカリブの海賊があるエリア一帯をロイヤルストリートと呼びます。19世紀のニューオーリンズをモチーフにしたエリアで、同じくニューオーリンズモチーフのサンドニの街並みとそっくり。美しい装飾が施された手摺りのベランダが特徴的です。ゲームではトラブルの絶えない大都市でしたが、ディズニーランドではアトラクションの出口とレストラン、お店が数件のこじんまりとしたエリアなのでのんびりとした空気が流れています。
いかがでしたか?
(オチが付いたように見える魔法の言葉)
RDR2プレイヤーの皆さまは是非東京ディズニーランドへ行ってみて下さいね。
ここでは書ききれない程の、それこそRDR2並の作り込みがあなたを待っています。
ちなみに、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントが20世紀初頭(1912年)のニューヨークなので、エピローグの年代とかぶっているんですね。ブラックウォーターから西の荒れ果てた大地を思うと、同じ時代に都会はあれ程発展していたのか……と、また違った視点で楽しむことが出来ると思います。そんなわけで、ディズニーシーもおすすめです。両方行くべし。
※画像は東京ディズニーリゾート、並びに東京ディズニーリゾート公式ブログからの引用です。
ウエスタンリバー鉄道
蒸気機関車に乗ってアドベンチャーランドからウエスタンランドをぐるっと巡るアトラクションで、ディズニーランドの中でも一番RDR2感を感じることが出来る乗り物じゃないでしょうか。途中下車は出来ないのでファストトラベルには使えませんけどね。先にも書きましたが実際に蒸気機関で動いていて、駅舎では給水している様子を見ることが出来ます。二階建ての駅舎には輸送する貨物が積み上げられている他、チケット売り場などもきちんと作り込んであります。人がいないので(というワケではありませんが)馬車強盗の情報を買うことは出来ません。列車に揺られているとインディアンのキャンプの近くを通ります。ゲームに登場したワピチ居留地よりもかなり前の時代の雰囲気ですが、"雨の到来"が子供時代はあのような暮らしぶりだったのかもしれません。そういえばインディアン繋がりで映画「ポカホンタス」を見ておくと良いと思います。ディズニー的にも、ゲーム的にも。
魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ “アロハ・エ・コモ・マイ!”
ディズニーランドで一番名前の長いアトラクションです、と冗談はさておき、グアーマで見かけたような極彩色の鳥たちが歌うショーが見れます。以上。正直なところRDR2との繋がりはそれほどありません。あまり人気が無いようでそれ程待たずに楽しめるアトラクション、オススメ。ロイヤルストリート
アドベンチャーランドの中でもカリブの海賊があるエリア一帯をロイヤルストリートと呼びます。19世紀のニューオーリンズをモチーフにしたエリアで、同じくニューオーリンズモチーフのサンドニの街並みとそっくり。美しい装飾が施された手摺りのベランダが特徴的です。ゲームではトラブルの絶えない大都市でしたが、ディズニーランドではアトラクションの出口とレストラン、お店が数件のこじんまりとしたエリアなのでのんびりとした空気が流れています。
いかがでしたか?
(オチが付いたように見える魔法の言葉)
RDR2プレイヤーの皆さまは是非東京ディズニーランドへ行ってみて下さいね。
ここでは書ききれない程の、それこそRDR2並の作り込みがあなたを待っています。
ちなみに、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントが20世紀初頭(1912年)のニューヨークなので、エピローグの年代とかぶっているんですね。ブラックウォーターから西の荒れ果てた大地を思うと、同じ時代に都会はあれ程発展していたのか……と、また違った視点で楽しむことが出来ると思います。そんなわけで、ディズニーシーもおすすめです。両方行くべし。
※画像は東京ディズニーリゾート、並びに東京ディズニーリゾート公式ブログからの引用です。
ここでは書ききれない程の、それこそRDR2並の作り込みがあなたを待っています。
ちなみに、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントが20世紀初頭(1912年)のニューヨークなので、エピローグの年代とかぶっているんですね。ブラックウォーターから西の荒れ果てた大地を思うと、同じ時代に都会はあれ程発展していたのか……と、また違った視点で楽しむことが出来ると思います。そんなわけで、ディズニーシーもおすすめです。両方行くべし。
※画像は東京ディズニーリゾート、並びに東京ディズニーリゾート公式ブログからの引用です。
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