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ゼルダの伝説BOTW プロモードの話

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アメニモマケズ、ユキニモマケズ……ソンナゲーマーニ…… 年度末進行で仕事が忙しい上に、あの大雪ですよ。ショベルナイトで鍛えたショベルさばきも、あの雪の量の前では(当然)全くの無力でした。肉体的・精神的にボロボロではありますが、そんな時こそゲームに癒しを求めるのがゲーマーというものです。帰ってから寝るまでの僅かな時間を割いて、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、BOTW)をちまちまとプレイしております。 一応説明しておきますと、今作は30年以上続く伝統のシリーズにおける最新作で、ニンテンドースイッチのローンチタイトルとして登場し世界的に大ヒット。シリーズのアタリマエを見直したシステムの革新性が高い評価を受け、並みいる強豪を押しのけ2017年のゲーム オブ ザ イヤーを受賞しました。要するに昨年を代表するゲーム。 というワケで、散々レビューされ語りつくされたゲームですので、ゲームの内容については私からどうこう言うことはありません。マリオの時と同じですね。ただね、他の方のレビューを見ていても全然触れられていない重要な点について、私は声を上げたい。 あなた達はゼルダの伝説BOTWの遊び方を間違っている! と。 ゲームのオプションの中に、画面上に表示する内容を変更できる項目があります。「ノーマル」と「プロモード」。どういった差があるのかについては、実際に見ていただいたほうが早いかと思いますので、実際のゲーム画面のスクリーンショットを載せます。 ノーマルモード プロモード 引用: If You’re Playing Zelda: Breath Of The Wild, Turn Off The Minimap どうですか!このスッキリ感! ノーマルに比べて画面上のUIが少なくなり……というか、プロモードの方はハート(体力)以外の表示はありません。極限までそぎ落とされた表示による没入感の差、これに触れないレビューはどうかしている!!と、まぁ憤ってみましたが、大半のプレイヤーはゲームのオプションなんて見てもいないでしょう。私も普段は初期設定こそが神(製作者)の意図なのだと、あまりいじらないようにしています。触らぬ神に祟りなしと言いますし。 ですが、ゼルダの伝説BOTWについては変更す...

TVGWNNの話

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TVGWNNとはなんぞや。本題にたどり着くまで、ちょっとだけお付き合いください。 先日TVをぼーっと見ていましたら、現代社会は既に"人生100年時代"を見据えているという話がありまして。恥ずかしいことに初耳だったんですが、"人生100年時代"という言葉は2017年の流行語にも入選していたんですね。100歳まで生きることが標準となるのであれば、私はあと70年も生きることになります。正直、先は長い、ため息を吐かずにはいられません。年配の方から見れば贅沢な悩みと怒られるでしょうが、どれだけ時代が経ってもその辺の感覚なんてもそんなもんです。私も老人になれば若人を妬んでいらぬお節介を焼くに違いありません。 100年、というと今年生まれた子供は2118年まで生きることになるワケですね。2118年!なんと未来的な響き!とは言っても、2000年も、2010年も、2020年だって、未来だなぁと思っていた時代があるわけで、2118年もいざ来てみれば大したことないのかもしれません。130歳となる私は流石に死んでいるとは思いますが、もし医療技術の進歩で存命というパターンであるならば、出来るだけ"健康に"生かしてほしいものです。もしくは不老化技術を確立するとか。今の老人を見ていても余生を楽しむだけの余裕がない人が大勢いますからね。私は小説や映画、ゲーム辺りの娯楽が楽しめなくなった時点で死にたくなるかも……まぁ2118年ともなれば安楽死の議論ももっと進んでいるでしょう。 さて、技術の進歩、と常に共にあるのがゲームです。100年後のゲームはどうなっているでしょうか? そんな誰にも分からない未来のゲームについて、1つの解答となりうる小説(?)に出会いました。ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム(The video game with no name/TVGWNN)、 「2115年に開設された、過去100年の低評価ゲームをレビューするブログ」 というテイの小説です。今回の本題。 ・・・ 舞台となるのは2115年。体を機械で置き換えるサイバネティクス技術や、脳に直接電極を埋め込み通信機能を持たせるBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)が普及している未来。未来とは言いつつそこは過去に発売されたゲームをレビ...

マンガ大賞2018の話

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面白いマンガはいねがー!と鬼のような形相で書店を駆けずり回ったところで、求めるようなマンガに出会う確率ってめちゃくちゃ低いと思うんですよ。単純に今年発行された単行本だけを見ても把握しきれない物量で、さらに最近は実体のないウェブ系コミックの隆盛なんかもありますし。その中から光るものを探し出すっていうのは、もうほとんどギャンブルみたいなもんです。ネットのレビューを参考にするとしても結局は個人の趣味嗜好ですからね。誰かが良いといったものが、私にとって良いものとは限らない。好みが自分と近いレビュワーに出会えればいいですけど、それはもう奇跡のようなお話です。 そこで参考にしたくなるのが賞レース。とは言っても出版社が主催しているようなものはダメですよ。あんなのは、自分の会社から出版されていて、かつ世間での評判が良いものにお墨付きを与えるための、いわば出来レース。受賞作品のラインナップを見てみてくださいよ。ちょっとマンガをかじった人なら聞いたことあるタイトルがほとんどで、今更そんなの勧められても……となること請け合いですから。 かと言って、選定員がよく分からない有象無象による賞レースもよろしくありません(名指しはしませんが、アレですよアレ)。選考対象を全部読んでいる人なんていませんし、マイナー作品はどう頑張っても有名で人気がある作品には敵いません。それこそ知らない作品が出てくるなんてことは本当に稀です。 その辺に名前が挙がる作品が面白いことなんて分かり切っているんです。 こちとら"面白くて、私が知らないマンガ"を教えてほしいんですよ。 そんな時、私が参考にするのは「全国書店員が選んだおすすめコミック」と「マンガ大賞」の2つ。両者ともに日頃からマンガに触れる書店員の方が選定の中心であり、選定の対象となる作品には「〇巻以下」という基準があるのでフレッシュな作品が出てきやすい。そして、私に刺さる作品が多い、ここ重要。一応出版業界が絡んでいないというのも信用出来るポイント……最近は注目度が高くて利害関係者が多そうですが、そこは自分にピッタリな作品をピックアップしてくれているうちは目をつむりましょう。 ※全国書店員が選んだおすすめコミックの選定対象は5巻以下、マンガ大賞は8巻以下 さて、今年のマンガ大賞2018。ノミネートは以下の12本。 ...